Case Study & Interview
自分たちの思い描いた開業が実現できました。 それは信頼できるパートナー「メディット」との出会いから始まりました。
アリオ北砂内科 /アリオ北砂皮フ科・アレルギー科八十島唯義先生、緑先生
自己紹介
八十島緑先生(以下緑先生) アリオ北砂皮フ科・アレルギー科の院長をしている八十島緑です。患者さんもスタッフも満足できるようなクリニックをめざしています。患者さんは若い方が多く、3分の1は16歳以下です。
八十島唯義先生(以下唯義先生) アリオ北砂内科院長の八十島唯義です。プライマリーケア医で、目指すのは地域に根差した町医者です。症状があっても何科の医師にかかればよいかわからないといった患者さんにまずここに来てもらえるようにしています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)化を進めていて、受付から支払いまで完全自動化を目指しています。たとえば、患者さんはスマートフォンで順番取りをして、順番が近づくとLINEで連絡がくるので、待合室で待つ必要がありません。この地域は、たくさんのクリニックがあって激戦区ですが、土日もフルで診療しているので、その点でも差別化できています。
開業して2年間で新規登録患者数は皮フ科約1万2千人、内科5千6百人になりました。患者さんの特徴はファミリー層、40代くらいが多く、夫婦で診察に来る患者さんも多いです。また、土日の買い物ついでによってくれる方も沢山いますので利便性の高いクリニックだと思っています。
開業理由
唯義先生 自分たちの理念をもって医療に携わりたいと開業を決めました。夜間や休日の往診を行うファストドクターのように、患者さんの利便性を考えて、いつでも診てもらえるクリニックを目指そうと思っています。ショッピングモールが開いている時はいつでも診療するのが目標ですが、マンパワーの問題でいまのところは火曜日と金曜日を休診にしています。
開業を決意し、行ったこと
緑先生 まずは、いろいろ物件情報を集めたり、開業をしている先生にお話を聞きに行ってみたりしました。高校時代の同級生で医療法人の理事長をしている方が、メディットさんを紹介してくれました。
唯義先生 開業するためにまず始めたことは相談ですよね。開業コンサルタントというと、お仕着せの定食みたいないくつかのプランから選ぶというのが多いと思うのですが、メディットさんは違いました。私たちの「こうしたい」という意見をじっくりときいてくれて、自由に考えさせてくれました。会社の会議室で主要な電子カルテや医療機器メーカーのプレゼンを設定してくれたり、ショールームでないとプレゼン出来ないメーカーには直接連れて行ってくれたり、全部付き合ってくれました。
開業物件との出会い
唯義先生 資料を集めるなどしましたが、「これ」という物件にはなかなか出会えませんでしたから、私たちだけではこの場所をみつけるのは難しかったでしょうね。たまたま、このショッピングモールの中の空きテナントをクリニックに転用するかもしれないという、リース会社だからこそわかる情報をメディットさんが教えてくれました。
その話をきいたあとちょうど連休だったので朝から晩まで3日間現地調査をして、ここに決めました。ただ、オーナーさんがショッピングモール内に医療機関を入れることを決めるまでに1年近くかかったので、開業までに時間がかかりました。ショッピングモールに入りたかったのは、医療はサービス業ですから、人がたくさん集まるところがいいと思ったためです。
開業場所が決まってからの動き
唯義先生 場所が決まってから、実際に開業するまでは1年以上かかりましたから、そのあいだに力をいれたのはシステム選びです。先ほど述べたように、メーカーさんにプレゼンをしてもらったりショールームを回ったりして主要なメーカーのものを比較しました。
予約や受付から会計までを完全に自動化した見本となるクリニックがなかったので、仕組みをつくるのが大変でした。会計システムや電子カルテなどバラバラのメーカーのものを連携させたいといっても、メーカーは「やったことはないので、動作保証はできません」と否定的な回答ばかりでした。それで各メーカーが集まって、何度も話し合いをしました。最終的にはメーカーが異なっても、みな同じチームという気持ちでシステムを連携させ、自動化を実現することができました。
メディットを選んだ理由
唯義先生 信頼できたからです。先ほども述べたようにお仕着せのプランを選ばされることや、価格の交渉だけで終わることはありませんでした。そして私たちの意見を優先してくれました。
たとえば、セルフレジは私が日経新聞の広告でみつけたもので、メディットさんとお付き合いのある会社ではありませんでした。ですが、いやな顔一つしないで、すぐにセルフレジのメーカーに連絡しプレゼンの手配をしてくれました。また、クリニックのコンセプトや経営、運用などの相談にものってくれとても頼りになりました。
本業がリース会社であるメディットに対する印象
唯義先生 たくさんのサポートをしてもらいましたが、リースを利用することでお返しすればよい、と明確でした。私としても、とてもシンプルで分かりやすく、価格交渉などについても信頼してお任せできると思いました。信頼できる方から紹介してもらったこともありますし、何より担当の方たちが一生懸命やってくださったので不安は全然なかったです。資金繰りから内装まですべてメディットさんと一緒にやりましたので、メディットさんはコンサルタントというよりはパートナーと思っています。
開業準備期間中の印象
唯義先生 理念の実現に向けて、チーム一丸となって頑張ったという印象です。メディットの方たちをはじめ、いろいろな方たちのお力添えでここまでくることができました。本当に良きパートナーに巡り合うことができました。
開業はゴールでなくスタート。これからもどんどん世の中に合わせてアップデートしていかなければなりません。そのためにも開業後もサポートいただけるパートナーが必要です。メディットさんとのお付き合いはこれからも続いていくと思います。
開業後の感想
唯義先生 毎日が楽しく、ショッピングモールで働ける喜びを感じています。患者さんばかりでなく、テナントの従業員の方との交流も盛んで、一つの町の中で仕事しているようです。
開業を検討されている先生へのアドバイス
唯義先生 まずは信頼できるパートナーを見つけてください。私たちは偶然にもすぐに見つけることができて幸運だったと思います。見つけるためには信頼できる人に紹介してもらうのが一番です。
目指すクリニック像
唯義先生 DXは手段であり、目的ではないのです。患者さんの利便性の高いクリニックのDX化を目指します。
緑先生 患者さんのどんな悩みにもこたえられるようなクリニックをさらに目指します。