03開業に必要な
費用について
診療科目によって必要な機器や必要な敷地面積なども異なりますので、「必要十分な開業資金」も、ドクターのコンセプトによって大きく異なってきます。しかし、これまでに多くの開業をお手伝いしてきた当社には、ドクターのあらゆる質問や不安に対して、実例を挙げてご説明できるだけの実績とノウハウがあります。
例えば、「科目ごとの投資額の目安」「1,000万円の借り入れを返済する場合の返済例」「人にお金を払う(人件費)立場としてのノウハウ」「開業地の土地は購入したほうが良いのか? 借りたほうが良いのか?」といったケースbyケースのご質問やご相談に対しても、公知の情報をもとに、何が先生に一番合っているのかディスカッションしながら、きちんとロジックを組み立てていく作業をしています。
このような質問・不安にもお応えするノウハウがあります
何に一番お金が掛かるのか?
開業に必要となる費用には様々ありますが、大きなものでは内装費用や医療機器、小さいものでは広告宣伝費や消耗品費などがあげられます。普段馴染みのないものも多いかと思いますので、下記に一般的な内科クリニック(テナント開業)のケースを例に見てみたいと思います。
これらの費用を準備する為に資金調達を行う必要があります。まず、自己資金として幾ら準備できるかを検討します。そして残りを銀行からの借入やリース会社からのリースで賄います。因みに、自己資金の目安は総投資額の5~10%を準備するのが望ましいと言われています。
自分の診療科目の場合、どの位の広さが必要なんだろう?
次に必要資金額を大きく左右するテナントの広さについて見ていきたいと思います。テナント面積が広くなれば、内装費用も大きくなりますし、敷金等も大きくなってきます。ご自身の診療科目がどの程度の広さが必要なのかを認識しておくことは資金計画の上では勿論、場所探しの点からも重要になってきます。
参考例)内科クリニックのレイアウト図
開業時に必要となる医療機器について
次に開業時に必要となる医療機器について、診療科目別に見ていきたいと思います。ご自身の診療科目にはどの程度の医療機器が必要なのか?またいくら掛かるのか?下記リストをご参考にしていただければと思います。
医療機器概算リスト
- 一般内科
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医療機器名 概算金額 備考 一般撮影装置 230万円 CR/PACS装置 230万円 PACSモニタ2台構成 超音波画像診断装置 300万円 腹部、頸動脈プローブ構成 電子内視鏡システム 680万円 上部、下部スコープ構成 内視鏡洗浄器 180万円 心電計 80万円 ビュワーソフト含まず 電子カルテ 300万円 3台構成、クラウド型は150万円程度 受付周辺機器 200万円 自動精算機120~300万円、予約システム30~100万円、
Web問診0~30万円合計 2,200万円 (参考)滅菌器 30万円 (参考)スパイロメータ 15万円 (参考)血圧脈波装置 90万円 (参考)ホルター心電計 60万円 (参考)AED 30万円
- 小児科
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医療機器名 概算金額 備考 一般撮影装置 230万円 CR/PACS装置 230万円 PACSモニタ2台構成 血球計数CRP測定装置 350万円 滅菌器 30万円 電子カルテ 300万円 3台構成、クラウド型は150万円程度 受付周辺機器 200万円 自動精算機120~300万円、予約システム30~100万円、
Web問診0~30万円合計 1,340万円
- 整形外科
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医療機器名 概算金額 備考 一般撮影装置 450万円 天井式 CR/PACS装置 700万円 PACSモニタ2台構成 超音波画像診断装置 300万円 腹部、頸動脈プローブ構成 骨密度測定装置(DXA式) 280万円 前腕骨測定タイプ リハビリ機器 1,120万円 干渉波、マイクロ波、ウォーターベッド 他 ギブスカッター 20万円 滅菌器 30万円 電子カルテ 400万円 4台構成 受付周辺機器 200万円 自動精算機120~300万円、予約システム30~100万円、
Web問診0~30万円合計 3,200万円 (参考)超音波骨折治療器 50万円
- 耳鼻咽喉科
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医療機器名 概算金額 備考 診療ユニット 170万円 電動椅子 140万円 ネブライザー 160万円 3人用 電子内視鏡システム 350万円 オージオメータ/聴力検査室 310万円 滅菌器 30万円 画像ファイリングシステム 160万円 電子カルテ 300万円 3台構成、クラウド型は150万円程度 受付周辺機器 200万円 自動精算機120~300万円、予約システム30~100万円、
Web問診0~30万円合計 1,820万円 (参考)一般撮影装置 350万円 防護ボックス込 (参考)CR装置 200万円
- 皮膚科
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医療機器名 概算金額 備考 顕微鏡 30万円 CO2レーザー装置 250万円 Qスイッチレーザー装置 840万円 滅菌器 30万円 電子カルテ 300万円 3台構成、クラウド型は150万円程度 受付周辺機器 200万円 自動精算機120~300万円、予約システム30~100万円、
Web問診0~30万円合計 1,650万円
- 眼科
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医療機器名 概算金額 備考 眼底カメラ 320万円 眼圧計 320万円 静的視野計 380万円 液晶視力表 45万円 診療デスク/電動椅子 80万円 検眼鏡 15万円 スリットランプ 280万円 レンズメーター 30万円 滅菌器 30万円 電子カルテ 300万円 3台構成 受付周辺機器 200万円 自動精算機120~300万円、予約システム30~100万円、
Web問診0~30万円合計 2,000万円 (参考)眼科向け電子カルテ
ファイリング機能付1,000万円 接続モダリティ数による (参考)白内障手術器械 一式 2,000万円
- 脳神経外科
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医療機器名 概算金額 備考 一般撮影装置 230万円 MRI装置 1.5T 7,500万円 CT装置 16列 1,800万円 CR/PACS装置 1,200万円 PACSモニタ2台構成 超音波画像診断装置 270万円 腹部、頸動脈プローブ構成 電子カルテ 400万円 5台構成、クラウド型は180万円 受付周辺機器 200万円 自動精算機120~300万円、予約システム30~100万円、
Web問診0~30万円合計 11,600万円